『Ai』のレビューというには大袈裟だが
2020年5月5日、MU-TONがニューシングル『Ai』を公開。
全体に日本の雰囲気を感じる完成。すげーあがるって曲でもないけどゆったりのれるような。
前半ではコロナウイルスの影響を受けた日本の様子が描かれる。
この情勢を憂う感じ、個人的には9.11がリリックになっていた時代を思い出す。あの頃よりずっとリアルだけど。
愛かと思ったらeyeだったね。曲名。
コロナを通してムートンのスタンスがよりはっきり曲になったように感じた。リスナーに向けてってよりもムートンの確立。結局、be myself。
しかし、ムートンって何かに特化したわけではないような気がするんだけど、確実にムートンらしさがあってかっこいいっすね。
フックのメロは聞き覚えがあるような気がする。
BIGBANGだ、これは。って思ったらコメントにも多かった。
っていうか「お国」って単語で一気に和風感出ることないですか?改めてリリックを読むとそんなに和風っぽくなかったんだけど、「お国」の存在によって一気に和の雰囲気が醸し出される。すばらしい隠し味。
ということで以下はリリックの文字起こしです。
MU-TON『Ai』のリリック
赤い目の傍に紫のshit
白い目の傍に憎しみと嫉妬
青い目の傍に温もりと人情
いつの時代もテレビに映らぬヒーロー
見透かしてるアインシュタインでも出したぜベロ
なぁ その目に映る景色は何色
2020年 春 人消えた街
売り切れたマスク 書き留めたバース
広がるコロナ 燃えた日の丸
桜咲いて 民が泣いた
この目には人が淀んで見えるらしい
昔燃えてたあいつは垢抜け 死んだ
弱虫 カメレオン 皆同じ
自分に嘘つくなら死んだ方がマシ
だからmoneyならyen稼ぐ
他にないセンスで
仲間に返す今までのつけ
太く巻いては感謝に濁点
道になるメロディー流すkidd blazz
お国のため 揺れるゆりかもめ
馬鹿の言うこと聞きたかねぇ
俺は俺の為 お前はお前の為
one life もがいて 描いて
be myself
赤い目の傍に紫のshit
白い目の傍に憎しみと嫉妬
青い目の傍に温もりと人情
いつの時代もテレビに映らぬヒーロー
見透かしてるアインシュタインも出したぜベロ
なぁ その目に映る景色は何色